長野・木曾/ヒノキの自然休養林と奈良井宿の散策

【日時】平成18年9月30日(土)〜10月1日(日)JMRA主催

                ―中山道奈良井宿国選定・重要伝統的建造物群保存地区にて

京都三条大橋から始まる中山道は69宿場町を経て日本橋に至りました。「奈良井宿」は「奈良井千軒」 といわれるほど賑わった36番目の宿場。歴史的な建造物が数多く残る奈良井宿の街並みは昭和53年に国指定の重要伝統的建造物群保存地区に選定され木曾十一宿の一つとして面影を今にとどめています。旧中山道に沿った延長1`にわたる街並みには江戸時代から続く「切妻・平入り」で中二階が「出梁」造り、「大戸口に蔀」が街道側に向けられ、また「千本格子」、「猿頭」という奈良井独特の家造りがみれます。
また、奈良井宿は中山道の中でも宿場機能と産業が並存する特色をもちます。漆器の3大産地に一つ平沢地区は奈良井宿から北に約3`。「伝統工芸品」に指定される「木曾漆器」は奈良井宿の木曾ヒノキで創る「曲物」「櫛挽」の木工業に平沢の「漆塗り」で完成された木目を生かした「木曾春慶」が有名です。
日本一の木曽路宿場町 奈良井宿

  案内の巣山氏   

      

    店先の軒の出「出梁」は乗ると落ち、防犯の役割も千本格子を中から見る。
  2階に見える三角の袖壁を「うだつ」という。火災延焼を防ぐ役割があった。


                                   ―木曾ヒノキの人工林木曾御岳地区―


     国道19号〜奥地へ山間に御岳湖が見える。

    国有林「フェアウッド」として認定書が付く「木曾ヒノキ」

長野県「信州木づくりの家」認定グループ「木曽ヒノキで家をつくる会」の認定工場「大共木材」。その経営者で地元で木曽ヒノキの活用に尽力される巣山環氏に「木曾ヒノキの人工林」を案内いただきました。
樹木としてのヒノキは常緑・高木の針葉樹でやや乾燥した木曾地方に最も適した樹種でした。
いわゆる「木曾桧」は徳川時代に木曾谷を所有した尾張藩が、「木一本首一つ」という厳しい禁伐政策政策で保護された自然林(樹齢200〜300年)でしたが、現在の建築用材はほとんどが「人工造林木(樹齢60〜80年)」で「木曾のヒノキ」として区分されています。木曽ヒノキはもともと、木曾谷の厳しい自然環境でゆっくり締まった年輪で、独特のピンク色の肌をもち、天然の「木曾桧」に負けない木材の王様としての風格があります。
この人工林は「フェアウッド」という「国有林」で、持続可能な森林経営から計画産出された合法木材としての証明書が付与されています。 木曾御岳の山間にある貯木場では伐採され自然乾燥中の木曾ヒノキが出荷を待ちます。
「東西の谷を抜ける風とヒノキに適した土壌などの自然環境が整い初めて良質な木曾ヒノキが育ちます。九州四国や近畿中部のヒノキの生育期間はせいぜい30〜60年。しかし木曾ヒノキは気温が低く70〜80年かかる。だから目の詰まった良材ができる。」と巣山さんは言う。
     平沢地区の大共木材で製材された木曾ヒノキ
  巣山さんと木曾御岳の「木曾ヒノキ人工林と貯木場」を見学。「国有林フェアウッド」から持続可能・合法なヒノキが生まれる。

                 ―木曾ヒノキの自然林散策上松・赤沢自然休養林

「国の森林セラピー基地」として平成18年に認定された「上松・木曽・赤沢自然休養林」を散策してきました。
平安の時代から木曽桧は用材として注目され安土桃山時代の伏見城に利用され、すでに江戸時代には大量伐採を受け老廃が始まったそうです。 尾張藩が管轄し厳しいおふれ「木1本、首1つ」が出されたのは有名な話。 その甲斐あって自然林が現在蘇ることができたのでしょう。 明治以降、木曽の山「御料林」と言われ、皇族の財産に、戦後は「国有林」として管理されています。 ここ赤沢自然休養林は散策コースが沢山あるのでゆっくり滞在したいところです。というのも「昭和57年」に「第1回全国森林浴大会」をここで開催し「森林浴発祥の地」といわれ、昭和62年森林鉄道が復活し、観光用として一部運行、「トムソーヤ村木曽・上松」が開村しました。 平成13年「環境省・かおり風景100選」に選定、今年平成18年は「国の森林セラピー基地」に認定された木曽桧の自然林なのです。 遊歩道もよく管理され、土壌には「バーク」が随所に敷き詰められています。 これは、檜やアスナロの根が入植者に踏み荒らされるのを防ぐ役目です。
「なるほど、心と身体に心地よい!フットンチッドの素晴らしさを、さあ体験してみよう!」植物の発散する酸素、微量の香りは、殺菌・浄化作用がある。 この「森林浴効果をもたらすのが「フットンチッド」「森林セラピー」は「森林の地形や自然を利用した医療、リハビリ、カウンセリング」また「森林浴、森林リクエーションを通じた健康回復、維持、増進」を意味します。
森林浴や木材がもたらす生理的、心理的リラックス効果や免疫力向上への活用がここ赤沢森林休養林で始まりました。

     
レクリエーションの森は、全国の国有林の中から山岳、渓谷、湖沼などと一体になった美しい森林や野外スポーツに適した森林を選定して国民のリクエーションに利用している森林です。全国に約1300ヶ所あり国有林の約5%です。信州ではこの赤沢以外にカヤノ平・戸隠大嶺・湯の丸高峰・北八ヶ岳・木曾御岳があり林野庁が管轄しています。

    
昭和62年には「森林鉄道」が観光用として一部再開。 8つの散策コースで森林浴できる。 最も神聖な白木は「伊勢神宮」の御用材になった。

      
全体の84%は桧、サワラ・アスナロ(ヒバ)も混ざる「樹齢300年の桧自然林」。 伐採された桧の根に新たな「間伐更新」が!

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