千葉/開国を目指した洋学の町佐倉の街歩き

【日時】平成18年11月23日(祝)JMRA主催

                ―「旧堀田家住宅」/平成18年7月国の重要文化財指定―
                             玄関・座敷・居間・書斎・湯殿・土蔵・門番所

佐倉藩主土井利勝が慶長15年頃から築いたとされる歴史的建造物が多数残る佐倉の街並みを散策してきました。前半に「旧堀田邸」後半に「武家屋敷3件」最後に「新古民家」の見学という民家三昧の充実した一日でした。

  重要文化財・旧堀田邸の門構え   赤松はマツクイ虫の被害

  右側が増築された茶室と湯殿     客間から庭園風景

  柿の床柱    欄間に家紋の桐

最後の佐倉藩主で華族の堀田正倫が明治23年に竣工した「旧堀田邸」は、今年7月「国の重要文化財」に登録されました。和洋折衷が多い明治の重文の中でこの純和風建築と庭園施設は全国的に珍しいそうです。屋根は高価な瓦葺きの2階建で、床の間の床柱、落し掛け、違い棚、筆返し、襖のサラサ模様や雲母、欄間や障子も銘木使いの立派で豪華なものでした。ヘリ付の畳、長押蓋や釘隠し、建具の取手のデザインも凝った造りで、廊下の網代天井、増築された湯殿や元茶室の桃山壁などもさすが元大名屋敷というゴージャスな印象でした。仏間が無いのは当時の廃仏毀釈の社会情勢の中、政府側の堀田氏の立場上造れなかったという。

                         ―「武家屋敷」/江戸時代後期の建物・佐倉藩士の住宅―
                            旧武居家・旧河原家・旧但馬家住宅

          武家屋敷の門構えと佇まい 

佐倉の印旛沼は鰻が有名で昼食は「玉家」さんの美味しい鰻でかなりパワーアップした我々13名は途中、明治20年代の商家「手づくり工房さくら」に寄り、「武家屋敷3件」を訪れました。
江戸時代後期の建物「旧武家・河原・但馬住宅」は、佐倉藩士の住宅で華美を戒めた質素倹約な造りの中にも石高に応じた「しつらえ」が特徴です。屋根は茅葺、建具は板戸のみで障子がない。ヘリ無し畳、床の間も質素で茶室を模した部屋、裏庭の畑から当時の武家の生活が垣間見れました。
正確な表現ではないですが「旧堀田邸」と「武家屋敷」は「書院造りの豪華さ」vs「数奇屋造りの質素感」そんな見方で対比させ両者を見ると当時の文化や時代背景が面白く、歴史を感じる事も出来るのではないでしょうか。

                               ―「旧堀田邸」と「武家屋敷」の佇まいを比較―
           高価な瓦屋根に対し質素な茅葺屋根

           廊下を比較、網代天井に対し質素な茅葺

        床の間茶室を比較、素材感が違う

           蹲の佇まいも質素である
                                          佐倉市 旧堀田邸 武家屋敷

夕方近くには、廃藩置県のあと陸軍が設置されたという佐倉城跡を訪れました。自然の地形を生かした城郭は、今は市民が集う桜の名所です。最後に、参加者のご紹介で隣町の印旛町の「印旛の家ギャラリー」を急遽見学しました。
「古材活用の店舗」と「新材で伝統的な貫構法のモデル棟」の2つを見学しましたが金物や新建材を使わない、堂々たる新民家でした。朝から夕刻までJMRA首都圏のみなさん、案内の鎌滝さん大変お世話になりました。今回の散策は「歴史と文化を知る」大変有意義で充実した温故知新なツアーとなりました。

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