山梨/茅葺屋根・葺替え〜ボランティア活動〜

【日時】平成16年12月12日(日)・13日(月) 9:00〜JMRA主催

塩山市は古くは武田信玄の時代に金山が開かれるなど経済・軍事として厚く加護され、北部には大菩薩峠をはじめとする秩父山系の山並が連なり、南に富士山、西に北アルプスが望める自然豊かな地域であり、その地形から建築もその地区独特の様式と国県市より指定文化財が164件と県内随一。今回この自然豊かな場所で茅葺屋根のボランティアに参加しました。

山梨県塩山市風景

藁の使い方

1束(山梨では1丸と呼ぶ)170cmの穂の太い部分(吹替後の保湿効果に関るため)のうち120cm位をカットしてつかいます。1u5束必要。
茅葺職人加々美栄さんの指導のもと事前に仮設屋根に茅葺屋根を葺きました。
  いよいよ実際に茅葺屋根葺替ボランティアスタートです。
作業は2人1組。1人が藁を置き縄を芽棒で室内へ刺す。室内から屋外へ縄を戻し芽を縛る。ポイントは下から上に積むことです。
参加者全員で屋根の上に上がり作業開始。
屋根の合掌材(屋根下地)は本職が組んでいたため、足元はしっかりしていました。
葺替後の室内側の様子
「ボランティア活動員達で葺替した割には大変立派です」と加々美さん。参加した私達も感激しました。


今回の茅葺ボランティア周辺(塩山市)に点在する古民家を取材してみました。
 
古民家再生中の農家(約築100年)
 
方光寺境内と水車、天正10年(1582年)頃建立                 
今回の古民家再生「茅葺葺替」に参加して
茅葺屋根は日本独自の建築技術と感じていましたが、ヨーロッパのアムステルダムやヒートホルンでは新築住宅でも茅葺屋根が盛んに行われています。参加当日の気温は7℃見学した方光寺の暖房機器は一切ありませんが何故か暖かく感じました。秘密はその建築様式にありました。茅葺屋根には年中大量の水分を保有しています。夏場は屋根から水分を蒸発させ乾燥する冬場は水分を屋内に放出、そこに住む人々の身体からの湿気が蒸発(蒸発する時体温を奪う)する事を防ぐ効果があります。ならないと感じた一日でした。

リフォーム・アップル 北島 亨

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