【日時】平成19年5月9日(火) |
―「日本の原風景・築250年の古民家を再生」/田沼町・梅園―
「里山の宿」梅庵は一日一組四十代以上限定の古民家の宿
お客様を迎えるおよそ一時間前、ここでは決まって土間に置かれた薪に火を入れます。天井まで高く立ち上る煙は屋根最上部の「うだつ」から表に出ます。山懐に囲まれた集落のどん詰まりのここ「梅庵」は、判っているだけで築250年で、8代将軍時代の高官の屋敷でした。およそ30年近く、人が住まず廃屋寸前になりかけたこの建物は、オーナー夫婦によって平成14年に見事に再生されました。建物外観は極力原形を生かし、建具、板戸もそのまま清掃、修繕、柿渋塗装することで使われています。その他水道設備や人口温泉などは整備したものの、途中のあぜ道はあえて、未舗装のままにしてあります。山菜採りや心無いハイカーが奥深く侵入し、生態系を破壊してしまうからとオーナーは言います。「この建物に倣ってお客様にもお過ごしいただきたいから」と東京港区から移られたオーナーの奥さまは言います。
築250年余、民家の宿「梅庵」 集落の民家の屋根から囲炉裏の煙が立ちこめる。
時折、風の音が聞こえる以外、何も聞こえません。
板戸や建具もあった物を活用。
*宿泊客に迷惑がかかるため、見学はできません。宿泊の問い合わせは 0283−(65)−1675
囲炉裏でいただく、地産地消の本格的「田舎料理」
梅庵の料理は、地場の食材だけを使った本格田舎料理。この宿をオープンする前には東京・港区虎ノ門で日本料理を40年間営んでいたオーナーが腕を振るいます。囲炉裏を囲み、「ぼたん鍋」はダシ仕立てにこだわっています。5000坪の敷地内にワナを仕掛けてあり捕獲された「イノシシ」は、山の恵みだけで育ったもので、全く嫌な匂いがしません。この時期はほとんどの山菜が手に入り、まさに自然を独り占めしたような食材たちが出されます。囲炉裏のイワナの塩焼きは、もちろん養殖ではなく、手づくり味噌にいたるまで添加物は一切使用されていない本格的な「田舎料理」だ出されます。
「囲炉裏」は関東、「竈」は関西で多く使われていた。囲炉裏は「食事を作る火力」と
部屋の「暖」というよりも「カイコの暖房」として使われていました。
昔の人たちは、囲炉裏で煮炊きはしましたが、実際には、囲んで食べるというよりも「箱膳」が一つづつありました。
食器を取り出し、蓋を裏返し、箱に置くと個人用の膳になります。
魚は「火災」からのお守りの役目も。
囲炉裏の「引っ掛け物」は魚の形をして、梁から下ろされた棒に引っ掛けて高さを合わせた。
魚を上げると引っ掛けは外れ、棒が調節できた。
また、囲炉裏の上の「火棚」という格子の棚は乾燥させたい食べ物を置いた。 古民家の宿・梅庵
古民家では、歴史文化的な背景を知ることで、ものの真の価値を知ることが出来ます。裏付けある知識を持つことで「先人たちの知恵」のルーツを知ることが出来ます。それらを正しく知ることで、またその知恵をより活用するという長い年月をかけ熟成されてきたし、先人達の知恵を尊び、スローフード、スローライフの精神が芽生えてきたのだと思います。
「エコの先端をいく文化を取り戻す」ビンテージリフォーム
江戸時代から、木材を再利用するのは当り前の時代でした。これがいつしか捨てる文化に変わってしまった。究極のエコロジーは、そのままの形で出来るだけ長く使うこと。ビンテージリフォームは、そんな私達の考えが詰まったコンセプト・リフォームです!リフォームアップルで強力に推進中!
古材を多用するビンテージリフォームは、高い見識知識を習得した古材施工技術士にご相談下さい。
===大切なものを壊さない。使い継ぎ再生させる。===福島県会津から古材を入荷しました。=== |
民家再生トップへ戻る |