東京都・文京区/千駄木・旧安田邸

【日時】平成19年9月29日(土)JMRA主催

          ―千駄木・「旧安田邸」/東京都名勝・大正の近代和風建築民家
                          


文京区千駄木にある大正の近代和風建築として、東京都名勝として今年4月から一般公開されています。財団法人日本ナショナルトラスト協会は、この安田邸を国民財産として保有しています。大正7年に建てられ関東大震災と第二次世界大戦の被災を免れほぼ完全な形で残され、庭を含めた屋敷の環境がよく保存されていました。安田邸は「豊島園」の創始者で実業家の藤田好三郎氏が大正8年に建てたものを大正12年、旧安田財閥の創始者安田善次郎の女婿・善四郎が買い取ったもの。施工は現在の清水建設が当時の粋を尽くし、当時は珍しく高価であった国産「栂材」を多用しています。外観は室町時代の書院造りの意匠の「鵜形」、内部建築は、和室は備後たたみを敷き詰め、建具の組子は全て面取り漆の額、玄関の格天井など贅沢なつくり。洋室で居間の造作材は栂ではなく「胡桃」をつかい、大正手漉きガラスやカーテンも大正8年のものがそのまま残る。わたしは台所が大変興味深いものでした。大正時代のシステムキッチン?「鈴木式高等炊事台」と呼ばれ特許取得されていた当時のシステムキッチン。天窓がズラリと取られ、訪米のスタイルを模したもの。床下収納は深く1メートルとどあるようで、収納棚も当時としては画期的なものだっただろう。山梨県北杜市の農家を栃木県那須郡の田園地帯に移築しました。眺望、採光、通風に恵まれた敷地条件を生かし、提供民家の開放的な空間の土間床をパッシブソーラーハウスの蓄熱層として利用しました。古材や古建具の再利用にとどまらず、民家のサスティナブルな側面に着目した再生計画となっています。また、オリジナルデザインのステンドグラスパネルとランプを採用し空間に華を添えています。   
主催:JMRA「日本民家再生リサイクル協会 

       安田邸/外観(正面・庭側)

               
   現在の玄関は安田氏のものとなった後に増築されたもの。庭から居間側を見る。大正期の手漉き硝子が美しい。

                                     島薗邸
            
   旧安田邸・島薗邸は団子坂を上がり1つ目の信号を右折   近所にある「旧島薗邸」は改装中

 「玄関〜廊下」増築された玄関・天井は格天井、玄関脇にある電話室、廊下の格天井と建具が美しい
    
                                   廊下と和室の照明は手の込んだ鋳物製↓
    

 「居間〜和室」造作材は「胡桃」漆喰の白が引き立つ。大正手漉きガラス、カーテンは大正8年そのまま。
   
 
清水建設が施工、ドアノブにロゴ発見↓         茶室の水や、床の間の違い棚、襖の雲母が豪華↓
      
 「和室」
シンプルな和室は現在のマンションなどの和室デザインにも通ずる。
   
 「建具」
↓家人専用の玄関に「提灯」箱を発見、建具の組子は全て面取り仕上げの「栂材」1階障子↓2階障子↓
    

 「台所」
大正時代のシステムキッチン?「鈴木式高等炊事台」と呼ばれ特許が取得されていた当時のシステムキッチン。
       天窓がズラリと取られ、訪米のスタイルを模したもの。
  
 
↓床下収納は深く1メートル近い、収納棚も当時としては画期的なものだった。浴室があるのは大変珍しい。↓
   
 
↑この床板を外すと収納、浴室のシャワーは大変目面しいボイラーで沸かされた。↑見学の後半は「魚柄仁之助さん」の講話

                        ―栃木・足利市で現在、民家再生中―

静かな農村地帯に昔懐かしい風情を残す村「岩木邸」は江戸時代には、この土地で栄えていた名主。現在、県道沿いに立つこの家の母屋は約120年前のもの。昔は街道の両脇に茅葺屋根の家々が立ち並ぶ日本の原風景を残す土地でもあった。最近はテレビの番組でも多く登場するようになった古民家とはいえ、子供の頃には「暗くて寒くて怖い」場所と思い育ったそうです。しかし年を重ねるうちに、いつしか何ともいえない愛着が沸き起こり始めたと言う岩木さん。今年から再生を少しづつ始められました。「あと100年使い続ける」と。

 屋敷の外観は黒漆喰塗り、内部は漆喰。当時の位の高さをうかがい知る。
 Before⇒After 座敷〜台所
   
                                     ↓                ↓
   
 Before⇒After  布団部屋〜居間  居間に新しい柱を入れ建具で仕切る。天井は弁柄、自然塗料、床は福島桐を使用。
    
 
古民家では、歴史文化的な背景を知ることで、ものの真の価値を知ることが出来ます。裏付けある知識を持つことで「先人たちの知恵」のルーツを知ることが出来ます。それらを正しく知ることで、またその知恵をより活用するという長い年月をかけ熟成されてきたし、先人達の知恵を尊び、スローフード、スローライフの精神が芽生えてきたのだと思います。
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本格的に古民家をほどき、移築しなくても、もっとライトな感覚で古材を生活の中で活用してみましょう。 たとえば、庭に  「いろりの部屋」 や「茶室」・古民家風の 「アトリエ」 などはいかがでしょう。二階の 「使わなくなった部屋」を古民家風にアレンジしてもいいでしょう。厳格なエコロジストではなく、気楽にライトに生活を楽しみたいチルチン人やLOHASな生活。 …そんな人々が急増しています。         リフォームアップル自治医大店 大竹清彦

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