茨城・八郷町/茅葺古民家〜民家の町の現状報告〜

【日時】平成17年3月13日(土)9:00〜JMRA主催

       2005年春、古民家再生ボランティアと古民家愛好家30人が茨城県八郷町に集まり、山根盆地と称される
      この地には江戸時代初期に建てられた茅葺民家の集落が現在も存在する。近年では見かけることが少なく
      なった日本伝統民家の現状を報告いたします。

              木崎 真さん宅訪問    
           慶長年(江戸時代)に500坪の土地(この地域では平均的)に母屋・隠居所・納屋
           をかまえ先祖代々農業を営み現在は茅葺民家保存会会長として活躍されています。
              

            木崎 重己さん宅訪問   
      江戸時代初期に建てられた母屋は現在でも使用中である。最近ご自身で玄関土間の天井を地元杉で張替えている。
         この地域ではそんな古民家を守る光景を見ながら子供が育っていく。

          
−八郷町古民家の特徴@−
   
基礎にケヤキ、柱にはスギを使い平屋天井は床から1.8mと低い。
−八郷町古民家の特徴A−
        
軒は茅を7段に重ねて葺く
「佐久の大杉」

佐久の大杉はこの地では「大杉様」とよばれている鹿島神社の神木である。
大化の改新(645)後裔が植えた杉で室町時代1428年(応永3411月に神社が創建された時には「すでに千年近い杉」といわれていたものである。

上部10メートル程が倒壊したが,現在でも樹高20メートル,幹の太さは8.8メートルと威容を誇っており、生命の神秘さと尊厳を感じる。

地元郷土料理
筑波山名水で餅つき、前日から仕込んだという猪鍋汁をいただく。

この地は
1988年にヘリコプターの農薬散布を中止(全国初)した
地域でもあり今でも
67月には蛍が舞い飛ぶ里に回復しています。
また、1996年には環境保全型農業で国から表彰されている地でもある。

今回の茅葺古民家の現状報告〜

60数棟の茅葺民家(全国で一番多い)が残っている八郷町では、こう
した茅葺民家を手入れできる職人が極めて少なく、今では
4人(いずれ
も高齢)となり今では大掛かりな修繕は出来ない状況となっています。

それらの維持には、古民家の愛好家、町の観光協会、農協などの協力で
最新の建築技術と昔からの方法を取り入れ何とか保存されていますが、
他の地域同様に維持は容易ではなく、全国的なボランティアに活動が
ポイントといえます。
       リフォーム・アップル 北島 亨

           
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