栃木県・もうひとつの日光・本町界隈の『街歩き』と『田母沢御用邸』

【日時】平成20年8月6日(水)

                『修験僧の集落』という歴史的背景のある日光東照宮周辺。袋小路の路地が続く東照宮の西側一体は
                『袋町』と呼ばれた本町があります。 史跡探勝路のこの一帯は日光のもう一つの顔を知る場所です。


【日光本町
世界遺産に登録された日光には観光地としての賑やかな側面と歴史的史跡を静かに見ることができる側面とを持ち合わせています。今日ご紹介する日光本町はそんな静かな『もうひとつの日光』をゆっくりと探索できるところです。日光には、奥日光の大自然を存分に味わう『自然探勝路』と、歴史を語る史跡を訪ね歩く『史跡探勝路』と、『文学碑散策路』の3つの路があります。この本町界隈は、世界遺産の日光東照宮をはじめとする二社一寺『日光の社寺』に近接し、北は男体山、女峰山などの日光連山を仰ぎ、南は大谷川の清流を隔てた鳴虫山を借景とし、西は寂光の滝を源にする田母沢川を堺にし、周辺を杉木立に囲まれた閑静で風光明媚な場所です。

世界遺産に登録された日光には観光地としての賑やかな側面と歴史的史跡を静かに見ることができる側面とを持ち合わせています。今日ご紹介する日光本町はそ
んな静かな『もうひとつの日光』をゆっくりと探索できるところです。日光には、奥日光の大自然を存分に味わう『自然探勝路』と、歴史を語る史跡を訪ね歩く『史跡探勝路』と、『文学碑散策路』の3つの路があります。この本町界隈は、世界遺産の日光東照宮をはじめとする二社一寺『日光の社寺』に近接し、北は男体山、女峰山などの日光連山を仰ぎ、南は大谷川の清流を隔てた鳴虫山を借景とし、西は寂光の滝を源にする田母沢川を堺にし、周辺を杉木立に囲まれた閑静で風光明媚な場所です。

                     
取材: 潟Aップル・リフォームアップル自治医大店 高村文枝 

  
100年以上前の住居は現在も大切に使われています。『石田屋』さんの米菓はこの界隈の老舗。お煎餅がおいしい!
  
石灯篭の建立日を見たら大正。かつて『袋町』とよばれ細かい路地の続いていた日光本町。家屋の中を用水路が流れ出ている。昔の生活がそのまま!
 
大谷川を渡る『含満橋』と、背景に『鳴虫山』登山道が見えてくる。この辺りは実に風光明媚。
  
本町の最北に『史跡探勝路』の道標。 『日光田母沢御用邸』入口。境界道路の写真左側は御用邸、右側が本町界隈

【日光田母沢御用邸】
日光田母沢御用邸は、日光出身で明治の銀行家、小林年保の別邸に、当時赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築し、その他の建物を新築する形で明治32年に大正天皇の(当時、皇太子)のご静養地として造営されました。その後、小さな増改築を経て、大正天皇ご即位後、大正7年から大きな増改築を行い、大正10年に現在の姿となりました。昭和22年に廃止されるまで、大正天皇から3代に渡り天皇、皇太子が利用されました。戦後、博物館や宿泊施設、研修施設として使用されたあと、栃木県が3年間の歳月を費やし修復、整備し、平成12年(2000年)に記念公演として蘇りました。
建物は、江戸時代後期、明治、大正の3時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存する明治、大正期の御用邸の中では最大規模のものです。これらの建物、庭園から当時の建築技術や皇室文化を垣間見ることができます。 四季折々の風情ある庭園と日光田母沢御用邸の100年に及ぶ荘厳な趣から、建物は平成15年に『国の重要文化財』に指定され、平成19年には『日本の歴史公園100選』に選定されました。

  

            

                               
取材:日本民家再生リサイクル協会正会員 潟Aップル・リフォームアップル自治医大店 高村文枝 

                          【古民家再生の環境的側面】
日本の産業廃棄物のうち約20%を建設廃棄物が占め、民生部門のエネルギーのうち約45%を住宅が占めると言われる。社会全体の環境負荷の低減を図るには、この住宅建築をいかに環境配慮型に変えていくかが重要な課題です。住宅建材のリサイクル率向上や生活エネルギー使用量減少はどうすれば可能なのか?わたしたちは伝統的な素材、工法に、関わる最先端の知識に触れ、エコロジカルな視点からも民家再生に注力しています。
毎年建っている戸建住宅は約数十万戸で、最新の技術、性能を持ちます。しかし、立て替えればで、産業廃棄物と大量のゴミを発生させます。そして、もうすでに建ってしまっている既存住宅1500万戸はどうすればいいのでしょうか?わたしたちはリモデル、リフォーム(欧米ではリフォームというと歯の矯正の意味も含まれ、一般的にはリモデリング、ホームインプルーブメントと言われています。)を通じて、ゴミ問題も含むエネルギーなどの環境負荷低減をはかってまいります。とりわけ大きな機械装置(製造エネルギーが多大で廃棄時にリサイクルできないものを主に言います)の導入でアクティブな「省エネ」を図る方法よりも、より自然エネルギーをそのままの形で活用するパッシブな「省エネ」デザイン、設計を心がけていこうと考えます。
『ふるさと』というところは、我慢や不自由の多いところですが、その中で人は一生懸命に美的な誇りを探し美しく幸福に生きようとしています。その力こそ今の時代に必要だと『八郷』は、私達に教えようとしています。『町守り』は『町興し』に名を借りた開発行為とは異質のものでしょう。
『町守り』とは文化をその地で、地道に頑なに守り続けること。そこでは、簡単には壊さず大切に長く使う知恵が凝縮されています。作っては壊す、日本の現状の見直しは急務でしょう。
                            NPO日本民家再生リサイクル協会正会員(株)アップル 大竹清彦

        ―栃木・藤岡町/青木邸・古民家解体(2007.11月) ⇒小山市/塩田邸・古材梁を再活用したリモデルへ(2008.7月)―
静かな農村地帯に昔懐かしい風情を残す「青木邸」は江戸時代には、この土地で栄えていた大規模な農家。現在、旧道沿いに立つこの家の母屋は約100年前のもの。昔は街道の両脇に茅葺屋根の家々が立ち並ぶ日本の原風景を残す土地でもあった。最近はテレビの番組でも多く登場するようになった古民家とはいえ、子供の頃には「暗くて寒くて怖い」場所と思い育ったそうです。お母さんとの2世帯住宅を建てる決意をされたものの、祖先が使い残してくれたこの母屋をただ解体することに寂しさを感じていらした青木さんご夫婦。「まだ、使えるものなら是非、再生に活用て使い続けて下さい」と。まさに「200年住宅」の真髄ではないでしょうか?昔から、捨てずに大切に使い続けてきた構造材。本来、日本では当たり前に行われてきた建築文化です。もちろん、何もせず、200年耐用できるものなど何処にもありません。定期的に修理修繕し、次代を越え愛着を持ちながらメンテナンスし熟成されてきたのです。大切に使い住み続ける社会の実現。これこそがわたしたちの目指す「200年住宅」の意味するところではないでしょうか?青木さん、わたしたちアップルで古材として立派にリモデリングで大切に活用させていただきます。
                          Before(青木邸
     

   
 当時の貫工法(在来工法の原型)や竹小舞の土壁。地場の欅と松の曲がり梁が素晴らしい。
  
                  After(再生リモデル完成しました
塩田邸
     
 
増改築前(外観)              (和室)                    (廊下)         改装中古材をクレーンで搬入
        
 
          改装中:青木さんの地松の古材梁を2本活用、ドイツ・リボス自然素材塗料で綺麗に蘇る。 
  改築後(廊下)杉の古材柱を廊下でも活用、手洗いをしつらえ、トイレも増設。内装はスイス本漆喰左官&ドイツ・ウッドチップクロス張り
 
    
  改築後(寝室)
   
  改築後(和室:1) 内装:ドイツ・ウッドチップクロス                (和室:2)内装:愛知・桃山土壁(弁柄壁)  
    

 
              その他の古材活用リモデリング例  Before⇒After
                          
                        よくある普通の和室      「古材の柱」で作った「自在ガキ」をぶら下げ、囲炉裏風の設えに。
                                           「古材梁」を4本使っています。

古民家を見て、その素晴らしさに感動する人は多い。その佇まいはわたしたちの五感に訴えるものは非常に多いが、本当の素晴らしさと意味するところは、自然のシステムが無駄なく利用されている先人たちの知恵に気づく点です。民家に蓄積された仕掛け、例えば風を防ぐ工夫、逆に風を導く工夫、高湿から室内を守る工夫、暗さを補う天窓の工夫といった仕掛けは、わたしたちのスローライフな暮らし方を見直すことを教えてくれます。これは過去への回帰を意味するのでなく、未来の住宅のために、伝統技術を見直し、継承し、新しい知恵を加えるということにつながって行きます。 民家の様々な歴史、文化的な背景を知ることは、ものの真の価値を知ることも出来ます。 裏付けのある知識を持つことで「先人たちの知恵」のルーツを知ることが出来ます。 例えば、家族団らんの食事は囲炉裏を囲んで・・・と思われていますが実は、『囲炉裏』は養蚕のための暖房であり、生活に余裕はなく、封建的なスタイルで食事は各自お膳で取っていた・・・。 しかし、現在はそのような封建的な風習はありませんから、『囲炉裏』は家族で仲良くみんで囲めばいい。 このように、民家を知ることは、わたしたちの先人たちの、地域にあった住まい方を正しく知り、その知恵を活用し、さらに長い年月をかけ熟成させていくものではないでしょうか。
                    「エコの先端をいく文化を取り戻す」ビンテージリフォーム
江戸時代から、木材を再利用するのは当り前の時代でした。これがいつしか捨てる文化に変わってしまった。究極のエコロジーは、そのままの形で出来るだけ長く使うこと。ビンテージリフォームは、そんな私達の考えが詰まったコンセプト・リフォームです!リフォームアップルで強力に推進中!
古材を多用するビンテージリフォームは、高い志と古来の伝統工法の豊富な見識を習得した古材施工技術士に是非一度ご相談下さい。

 ===大切なものを壊さず、使い継ぎ再生させる。福島県会津から古材を入荷しました。===

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ビンテージ・リフォームは、そのままの形を出来るだけ長く使い、捨てない文化を取り戻し、究極のエコロジカルの先端をいくコンセプト・リフォーム

      
本格的に古民家をほどき、移築するのではなく、もっとライトな感覚で古材を生活の中で活用してみましょう。 たとえば、和室に『囲炉裏』 や庭に『茶室』・古民家風のわたしの 『アトリエ」』などはいかがでしょう。二階の『使わなくなった部屋』を古民家風に設えてもいいでしょう。厳格なエコロジストではなく、もっと気楽にライトに生活を楽しむチルチン人やロハスな人々。…そんなライフスタイルの方々が急増しています。
潟Aップルではそんなロハスな方々を応援中です。
    リフォームアップル自治医大店 大竹清彦

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