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入梅直前の好天に恵まれた6月10日〜11日「福島/再生古民家に泊まって再生民家村づくりを考える」
に参加してきました。
初日は、所有者の坂本さんの案内で「叶津番所」と「ユイ道場」「五十嵐家住宅」を見学しました。福島只
見の叶番所は、かつて長岡、会津若松、小出、沼田を結ぶ交通の要で、武士が常駐する関所で南会津
で一番大きな民家でもあります。座敷の奥に主人の間、すぐ脇の階段真上には、格子付窓の娘の部屋
があります。囲炉裏の煙は2階〜3階へと立ち上り棟換気で外に排出される。茅葺の雪下ろしと、3b近
くの積雪対策は相当なものであろう。隣接するユイ道場は、まさに地産地消・温故知新の新古民家で、
オーナー坂本さんの思いが凝縮された施設です。道場を支える柱は3間間隔で地元の栗、杉材が支え
ます。仕上は柿渋とベンガラを使っています。浴室の石は坂本さん自身で只見川上流で見つけたもの。
外観は床下換気や地下水を活用した融雪パイプが廻らされた堂々たる新古民家の多目的道場です。
その裏にひっそりと旧五十嵐家住宅も番所同様の文化財として保存されています。タタキ土間は典型的
なこの地方の農家の作業場で、農具囲炉裏、ムシロが当時を連想させます。
夜は季節の山菜料理と坂本さん絶品のヤマメの塩焼きと地酒と古民家の話で盛り上がりました。
「35年前に初めてこの地を訪れた時は9割以上が茅葺民家の群落でした。伝統的なデザインを思い興
してほしい。私たちのようによそから入って来た者でも真剣に伝統を守り、保存と再生する思いは地元か
らも受け入れられ歓迎さえされる。」坂本さんの民家に対する思いは人々の心に確実に届いています。
2日目は、現地再生済み、再生中の民家を見学しました。解体中の古民家をいくつか見学た中でも、旧
友五郎屋敷は元南会津郡議員さんの古民家で、2尺はあろうケヤキの胴差や太いヒノキ柱や漆喰を多
用したり、付け書院、違い棚のある座敷は位の高い人の住宅と感じます。しかし、昭和の時代にリフォー
ムした水周りは新建材や塩ビ製品を多用したもので相当劣化し保存できるものは、やはり本物だけだと
感じました。その他、現地再生中の古民家でハーフビルド(未完成で)販売予定の古民家や完全再生で
床暖防、2重木サッシ、ジャクジー風呂、サウナ付という再生古民家も見学でき、あらゆる民家を知ること
が出来、大変意義深い体験となりました。お世話になった坂本さん、とても暖かなもてなしをいただいた
地元の扇屋の広井さん、釣名人、漫画図書館の高野さん、JMRA役員の平尾さん、参加者なのに蕎麦
打ちまでお願いしたJMRA会員の渡辺さん大変有難うございました!
JMRA北関東地区会員 リフォームアップル 大竹清彦

消え行く民家や町家、取り壊すことなく末長く活用していきたいものです。街並み、景観そしてミクロでは
室内生活環境がとても大切と私たちは考えています。持続可能なストック社会に変えていきましょう。
アップルではシックハウス診断士1級の担当者がさまざまな住まいの問題解決に積極的に当たっていま
す。現在栃木県内でシックハウス診断士(1級)5名診断士補(2級)30名が登録されています。
シックハウス診断士協会

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