―「栃木県・佐野市/古民家の宿「梅庵」―
平成14年/東京虎ノ門のご夫婦が現地再生
―「日本の原風景・築250年の古民家を再生」/田沼町・梅園―
「里山の宿」梅庵は一日一組四十代以上限定の古民家の宿
お客様を迎えるおよそ一時間前、梅庵では決まって土間に置かれた薪に火を入れます。天井まで高く立ち上る煙は屋根最上部の「うだつ」から表に出ます。山懐に囲まれた集落のどん詰まりのここ「梅庵」は、判っているだけで築250年で、8代将軍時代の高官の屋敷でした。およそ30年近く、人が住まず廃屋寸前になりかけたこの建物は、東京虎ノ門で日本料理店を営んでいたオーナー夫婦によって平成14年に現地再生されました。建物外観は極力原形を生かし、建具、板戸もそのまま清掃、修繕、柿渋塗装することで現在も使い続けられています。水道給排水設備や人口温泉などは整備したものの、「梅庵」まで来る途中の道は「あぜ道」であえて未舗装のままにしてあります。山菜採りや心無いハイカーが奥深く侵入し、生態系を破壊してしまうからとオーナーは言います。「この建物に倣ってお客様にもお過ごしいただきたいから」と東京港区という大都会から移られたオーナーの奥さまは言います。
囲炉裏でいただく、地産地消の本格的「田舎料理」
梅庵の料理は、地場の食材だけを使った本格的な田舎料理。この宿をオープンする前には東京・港区虎ノ門で日本料理を40年間営んでいたオーナーが腕を振るいます。囲炉裏を囲み、「ぼたん鍋」はダシ仕立てにこだわっています。5000坪の敷地内にワナを仕掛けてあり捕獲された「イノシシ」は、山の恵みだけで育ったもので、全く嫌な匂いがしません。この時期はほとんどの山菜が手に入り、まさに自然を独り占めしたような食材たちが出されます。囲炉裏のイワナの塩焼きは、もちろん養殖ではなく、手づくり味噌にいたるまで添加物は一切使用されていない本格的な「田舎料理」が出されます。
「囲炉裏」は関東、「竈」は関西で多く使われていました。囲炉裏は「食事を作る火力」と 部屋の「暖」というよりも「カイコの暖房」として使われていました。 昔の人たちは、囲炉裏で煮炊きはしましたが、実際には、囲んで食べるというよりも各自の「箱膳」が一つづつありました。 食器を取り出し、蓋を裏返し、箱に置くと個人用の膳になります。囲炉裏にある魚は「火災」からのお守りの役目も。 囲炉裏の「引っ掛け物」は魚の形をして、梁から下ろされた棒に引っ掛けて高さを合わせました。 魚を上げると引っ掛けは外れ、棒が調節でkました。 また、囲炉裏の上の「火棚」という格子の棚は乾燥させた保存食を作っていました。 古民家の宿・梅庵
古民家では、歴史文化的な背景を知ることで、ものの真の価値を知ることが出来ます。その裏付けある知識を持つことで「先人たちの知恵」のルーツを知ることが出来ます。それらを正しく知ることで、またその知恵をより活用し、さらに長い年月をかけ熟成されてきました。このように次代に伝えてくれた先人達の知恵を尊び、スローフード、スローライフの精神が現在に芽生えてきたのだと思います。
―とてもロハス& エコなショップをご紹介!―
■ 結城紬・京友禅・輪島漆・岡山縫製で縫製される純和製ジーンズ
小山の「和風人」は、伝統工芸を現代にアレンジしたオリジナルジーンズやアクセを製造販売するお店です。縫製は日本のジーンズの聖地岡山です。その他、徳川家康や家臣達のシルバーアクセサリーもたくさん置いてありなかなか面白いお店ですよ。オーナーの石川さんは毎週ラジオにも出演されている創作家で次のように語ってくれました。「今、誰かがやらなくては、日本の素晴らしい伝統工芸や技術は次代に伝えられない」と。若者のシンボル、ジーンズをキャンバスに紬・友禅・漆塗りの伝統技術を施します。
取材:アップル 高村文枝 和風人 wahoojin.com SAMURAI石川 栃木AM放送(毎週火曜日放送)に出演中
市民グループ 生活学校 「やよい会」 の手づくり石鹸をご存知ですか?
従来、下野市南河内公民館だけで販売していた「手づくり石鹸」をアップルで購入できることになりました!自治医大駅や銀行、郵便局、スーパーのお買い物の際にお立ち寄りください。下野市生活学校やよい会は地域のよりよい環境づくりの一環として「廃油からの石けん作り」をご指導いたします。是非、学校授業やPTA、育成会に取り入れてみてはいかがでしょう。下野市・生活学校「やよい会」 連絡先
:代表 森田 0285-40-7726 副代表 湯澤 0285-44-2918
「エコの先端をいく文化を取り戻す」 ビンテージリフォーム
江戸時代から、木材を再利用するのは当り前の時代でした。これがいつしか捨てる文化に変わってしまった。究極のエコロジーは、そのままの形で出来るだけ長く使うこと。「ビンテージリフォーム」は、そんな私達の考えが詰まったコンセプト・リフォームです!リフォームアップルで強力に推進中!
「古材を多用するビンテージリフォーム」は、高い見識知識を習得した「古材施工技術士」にご相談下さい。消え行く民家や町家、取り壊すことなく末長く活用していきたいものです。街並み、景観そしてミクロでは室内生活環境がとても大切と私たちは考えています。現在のような20~30年と言う短い住宅寿命をもっと長く使い続け、建物は社会資産の重要な一部であると言う持続可能なストック社会に変えていきましょう。アップルではシックハウス診断士1級の担当者がさまざまな住まいの問題解決に積極的に当たっています。現在栃木県内でシックハウス診断士(1級)5名診断士補(2級)30名が登録されています。
シックハウス診断士協会
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