神奈川県・北鎌倉【30年前のパッシブソーラーハウス】―         

太陽熱を暖房に応用した北鎌倉の【パッシブソ-ラ-ハウス】OMソーラーの普及で今でこそ有名になったが、すでに30年前から現在までずっと稼動している事が凄い。背景には極めてシンプルな仕組みがある。イニシャルコストを抑え自然を積極的に活用、太陽熱を壁面で集め空気を熱媒体に用いる簡単な構造。施工は大工中心という点もコストに有利であった。硝子張りの壁面で暖めた空気はいったん自然上昇させ室内に取込む。砂利で塞いだ地下断熱層まで空気を循環させる簡単な仕組み。厳冬期でも太陽光さえあれば他の暖房無しでも、16~17℃の室温を確保できている。
                        取材:日本バウビオロギー研究会正会員 ㈱アップル 大竹清彦


パッシブソーラー: 日射や通風、地熱など自然エネルギーをなるべくそのままで活用する省エネの設計手法。 一方のアクティブソーラーは、大きな装置で複雑なエネルギー変換を繰り返す【太陽光発電】のような省エネ手法。

  
                 北鎌倉からこの名月院を横切り、隧道を上がった中腹にパッシブソーラーハウスがある
                  

                      紫陽花寺はこの時期がピーク 大勢の人出で交通規制が敷かれた

       
      30年前のパッシブハウス、開かれた南東側の玄関ファサードはガラスの壁面で覆われてる
               
              愛犬たちが玄関で歓迎してくれた
        
    建設当時、斬新なデザインに対して鎌倉市で建築許可取得するのに1年以上も経過した
     
    建物正面のガラス張りのファサードで暖められた空気は上昇しこの吹き出し口から排出される
     
    南面開口(正確には南西に向いている)の典型的なパッシブソーラー 冬の日射は部屋の奥まで差仕込む
     
    リビング~スキップフロアをあがりLDKへ キッチンは20年目のリモデリング時に改修、横引きの換気扇とし扉の面材のメラミンを止めた
     
    さらにスキップフロア(玄関から数え4階))を上がり最上階の元子供室からテラスへ出る 傾斜の絶好の景観が目に飛び込む
     
    風と光をふんだんに取り込むオープンスペース 左から遠藤教授、石川教授、オーストリア設計者マテー・ペーター氏 右画像:遠藤教授と
     
    テラスの下に玄関タイル土間とパッシブソーラーの集熱ガラス面が一望できる
     
    これはLDKの窓から直接表に出ることが可能な木道 傾斜に沿いながら敷地内の傾斜を上下に回遊できる 鎌倉の花火が楽しみだ
      

【自然の力】をどのように【エネルギー】として取込む?

自然界において太陽熱や太陽光のエネルギーは一部のものです。この家は急傾斜の敷地なりに建て内部はスキップフロア形式。中心の大きな吹抜空間は皆共同スペ-スに提供され個人の部屋は建物のコ-ナ-に追込まれる。しかし最上階のテラスに一歩出て空間は一気に豊かさを増す。20年目にリモデリング したLDKの窓から外へ木道が敷地の傾斜地に伸びる。 ここでは大変気持ちのよい【自然の力】を体感する。私たちは、住宅においてつい便利さだけを強調しがちであるが、数値だけで測れないことは他に色々あると思う。体で感ずる尺度は非常に大切な価値を持つ。家中をハイテク装置や電化製品で覆い尽くしそれこそが【省エネ】と勘違いしている事を、このパッシブソーラーは教えてくれた。    
                               日本バウビオロギー研究会正会員 ㈱アップル 大竹清彦

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                ■ リフォームは建設業、非常に専門知識が大切!■
私達リモデラーと呼ばれるものにとって、リフォームは部分的とはいえ家を壊します。そして、作り替えを行う以上お客様の生命と財産に対して、明確な責任と使命を負います。そのためも、お客様に代わり法律知識、構造、施工、計画のプロでなくてはならず、専門知識と豊富な経験が必須となります。つまり建築業許可、建築士免許は家を触るリフォーム担当者には最低必要不可欠というものです。 もしガスの点検に来た担当者が専門知識と免許を持たない素人だったらどうでしょうか? また、皆さんの中で、健康を取り戻すための医師が無免許、無資格と言う認識はまずないでしょう。しかし、建設業、特にリフォーム業者には潜りの『無資格無免許』業者が山ほど存在しています。 それはまさに業界の常識、世間の非常識の典型的な例に他なりません。 今年6月建築基準法が改正されました。例えば、我が家のリフォームを考えるときあまり関係の無いところで動いておられる「材木のプレカット工場」ですら許可、資格制に変わる方向です。 ましてやお客様と直接接する仕事が多いリフォーム業者は当然。 心無き建設業の許可すら持たず、自らも「無許可・無資格者」の新規参入で荒らされ放題がリフォーム業界の現状です。 今更言うまでも無く、この『リフォーム業の資格化』の動きは消費者にとって最もウエルカムといえるものでしょう。これまで野放図のリフォーム業界の現状をやっと国土交通省が把握したということです。わたしたちも、今後の法制度が変わっていくことを見守り、楽しみにしたいものです。 もし、怪しげなリフォーム販売業者に出くわしたり、訪問されたときに『資格・免許』の提示に応じない、お茶を濁すようなリフォーム業者に出くわしたら、躊躇なく下記までご連絡ください。

                                
                  
●市民グループ 生活学校 「やよい会」 をご存知ですか?

                            
                       下野市・『生活学校やよい会』の市民活動が下野新聞社から表彰をいただきました。

                     生活学校 「やよい会」 の手づくり石鹸を是非お使いください。
                        
自治医大病院のすぐお隣のレストラン『キャンパス』さんで使用済みとなった食用油や会員や知人が家庭で使った食用油を回収た廃油は、わたしたちの手で『リサイクル石鹸』に再生されます。排水管から流れ出た生活排水の中で、合成洗剤の成分が自然界で分解されにくいことはよく知られています。わたしたちの作る石鹸は、河川汚染を少し抑制できるのではと、この石鹸を作り始めました。従来、下野市南河内公民館だけで販売していた「手づくり石鹸」は弊社㈱アップルでも購入できることになりました!自治医大駅や銀行、郵便局、スーパーのお買い物の際にお立ち寄りください。下野市生活学校やよい会は地域のよりよい環境づくりの一環として「廃油からの石けん作り」をご指導もさせていただいております。是非、学校授業やPTA、育成会に取り入れてみてはいかがでしょう。詳しくは・・・下野市・生活学校「やよい会」 連絡先 :代表 森田 0285-40-7726 副代表 湯澤 0285-44-2918まで
                      「エコの先端をいく文化を取り戻す」 ビンテージリフォーム
江戸時代から、木材を再利用するのは当り前の時代でした。これがいつしか捨てる文化に変わってしまった。究極のエコロジーは、そのままの形で出来るだけ長く使うこと。ビンテージリフォーム」は、そんな私達の考えが詰まったコンセプト・リフォームです!リフォームアップルで強力に推進中!

「古材を多用するビンテージリフォームは、高い見識知識を習得した「古材施工技術士」にご相談下さい。消え行く民家や町家、取り壊すことなく末長く活用していきたいものです。街並み、景観そしてミクロでは室内生活環境がとても大切と私たちは考えています。現在のような20~30年と言う短い住宅寿命をもっと長く使い続け、建物は社会資産の重要な一部であると言う持続可能なストック社会に変えていきましょう。アップルではシックハウス診断士1級の担当者がさまざまな住まいの問題解決に積極的に当たっています。現在栃木県内でシックハウス診断士(1級)5名診断士補(2級)30名が登録されています
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