―ヨーロッパ・エコバウ建築視察レポート(最終回)―
     第E回・ドイツ・ランゲルフェルト市【Dr.リヒター邸】/省エネ住宅・パッシブハウスにリノベーションPartA
         



                         【ドイツ・ランゲルフェルト市/Dr.リヒター邸・内部】

           100年前のこの地に住む『石工』の家を現在の省エネ住宅基準・パッシブハウスに改装
 
日本で言ういわゆるカーテンウォールは2階天井まで伸び、大きな開口部・窓からは自然光が室内に注ぎ込む 木と漆喰の仕上げが上質な空間を造る
 
私たち日本からのビジター達を非常に暖かくおもてなしいただいたDrリヒター・ファミリー
 
歴史的象徴は階段壁や玄関ホールのタイルなど随所に見ることができる 内外装共に積石造に漆喰仕上げである

                       【ドイツ・ランゲルフェルト市/Dr.リヒター邸・外観】

 
100年前の積石造であるが窓はすべて高断熱サッシ+3層ガラスに入れ替えられている


                        【ドイツ・フランクフルト周辺/車社会と電気エネルギー】
渋滞が環境悪化を招く理由から土日が有料、商業者の乗り入れ禁止のドイツの【高速道路】は日本とは正反対の政策である。           
また、フランクフルトはドイツ最大のメッセ会場を持ち【モーターショー】も毎年開催される日本と同様の自動車大国でもある
今、日本ではハイブリッド車、電気自動車がもてはやされ、あたかも地球環境に優しくエコロジーであるかの如くいわれるが、ガソリンという石油化学燃料が一時的に電気に変わるだけならそれはいずれは破綻するだろう。なぜなら家庭まで運ばれる電力の上流にある発電所は原発と石炭、石油、天然ガスを使い発電しているに過ぎないからである。目の前に化石燃料が消えても上流で発電させる燃料に使っているのだから本末転倒と言わざるを得ない。 国が本当に企業ではなく国民のためにエネルギーを真剣に考えならまず『ガソリンも電気もなるべく浪費させない方策』を採っているはず。地方経済の活性と言いながら、実は石油産業を潤す主目的が見えてしまうし、土日が大渋滞しても環境悪化させても【休日を高速無料化】すること事態がまだまだ日本が環境先進国には程遠く、経済(金)最優先のスタンスを変えてはいないと感ずる。

 
これに対し、原発廃絶を国民自身で決めたドイツでは代替エネルギーへの転換に積極的である。日本と同様に【電力自由化】が政治決断されドイツ各地に【風力発電】や【地熱発電】など【代替エネルギー会社】が100社以上設立され、ドイツ国民は自由に発電方法の種類が異なる電気を購入している。住民はこれら小さな代替エネルギー会社にファンドとして投資し配当も得ることができている。 一方の日本はどうだろうか?ドイツと同様に【電力自由化】に踏み切りすでに10年以上が経過しているにもかかわらず、地域に新しく【代替エネルギー会社】はいくつ設立されただろうか?独占的な電力会社は不安定な【代替自然エネルギー】を送電線網に接続させないからだ。 結果的には電気エネルギー産業は何も変わらず、そして日本の電力需要はより拡大の一途をたどっており、結果先進国で唯一【原発増設】を容認する国とまで言われている。 日本では【Switch!】を代表とするオール電化を大展開し政府も独占企業の広告PRに何ら規制しない姿は、見識あるドイツ人から見て非常に驚かれたのは事実でもある。これは同時に独占的な電力会社が国民を騙し続けてしまう今の日本の姿に写るのだろう。 今回のエコバウ建築ツアーで知り得たドイツ人から見た日本の姿であり私自身非常に驚いたことでもある。 エネルギー政策はすなわち国の【危機管理】に直結する重大課題であること、そして国民の安全を第一義に考える政策が大切ということだ。 かつて70年代の公害問題の時にドイツでは国民運動が大きく展開され、緑の党の台頭につながり環境問題は国民の総意として政治力を増して現在の環境先進国に至ったが、同じ時期の日本の公害問題ではその後、全く国民運動に結びつかず、一部の人々の犠牲に金で蓋をし、まるで対岸の火事かのごとく自分達には関係がないという大勢の日本人を作り出してしまった失政が思い起こされた。 その後の原発建設問題、最近のダム建設問題や沖縄問題もそうであるが、一部の人々の犠牲に金を払い(間接的に住民を買収)文句を言わせない旧政権のお手本のような行動にもう騙される国民は少ないだろう。
 

                          【教会の建築/石とコンクリートの教会

@石の教会 【ケルン大聖堂/フランクフルトDOME/エーベルバッハ男子修道院】
ドイツ・ヘッセン州で最も重要な中世の芸術的建築【エーベルバッハ男子修道院】は生活の乱れた当時のイタリア・ベネジクト派に対抗し建設された。当初のロマネスク建築の後、バロックとゴシックの時代に改築されたものであるが独特の統一感がある。建築期間は632年、ゴシック建築の金字塔である【ケルン大聖堂】は「天」を目指す高さ157mのゴシック建築は威容そのもの。金属をもちろん使用せず石を積み上げ、鉄やコンクリート造のビルやタワーと比べてもはるかに巨大で神秘的に見える。2004年、市の高層ビル建設計画が持ち上がり、これに対して景観に影響を与えるという事で、ユネスコでは一時世界遺産危機リストに掲載された。その後、ケルン市民により建設反対運動で再び、2006年世界遺産に返り咲いた。 これら石で造られた建物は、重い天井を支えるために巨大な壁が必要で、交差ヴォールトや巨大な柱と【フライング・バットレス】という骨組みで重さを分散している。
        
この教会のぶ厚い【石】壁は実は外気を熱伝導していて、約半年間をかけ教会内部に熱を伝え【夏に涼しく、冬に暖かい】教会の温熱環境を生んでいる。まさに自然が生んだ建築の妙というわけである。
  

 Aコンクリートの教会 【フェルベルト】
この教会は、世界で最も権威がある建築賞プリッカー賞を唯一受賞したドイツの著名建築家ゴットフリート・ベーンが、1960年代に建設したものであるが鉄筋コンクリート建築の内部は寒々とし、北外壁にはコケが生えていた。自然素材からできている伝統的な【石の教会】と対峙する鉄筋コンクリート造の現象である。

 


               【ドイヅ・各都市/住宅より他の建築物に多い太陽光発電パネル】
   

                日本の太陽光発電は【家庭用】という建前
は止めて、本音の政策を!


欧州の太陽光発電は作った電気を一度全部売り自分で使う電気は別に買います。これがフィード・イン・タリフ(FIT:固定価格買取制度)です。 決定的に日本と違うのは太陽電池は【家庭用発電装置】ではない点。 これは極めて重要です。 彼らにとって太陽電池は【社会的発電装置】で露骨に言うと【産業用発電装置】であって、はっきり【儲かるよ】というのが欧州です。 電力自由化の政治決断が行われたドイツでは太陽光、風力、地熱発電など新たに代替エネルギー会社を各都市に誕生させ、また新たな雇用を創出しました。 住民は購入する電気の種類を選んで買えるようになり、また代替エネルギーの電力会社が発行するファンドに投資し配当などで儲けることも可能となりました。 一方の日本では、個人の屋根に置くことが今でも前提の日本。 消費者はソーラー発電は独占的電力会社に【余剰電力だけ】しか売れませんし、欧州とは全く違い、建前が非常に多過ぎることをよく理解する必要があります。 日本にはローン金利や維持修繕費を想定した償却計算もありませんし、寿命もはっきりしません。 【10年で元が取れる】というあいまいな建前は国が【補助金を沢山出す】から言えた結果論であり、その補助金の原資も税金です。 補助金を減らしたり、無くしたとたん【元をとれる】どころか屋根に太陽光発電パネルを取り付ける人々は激減しました。 このあいまいな【元を取る】という表現では事業的な観点や具体性、根拠は全くありませんし新たなエネルギー産業が育つと言うよりも、既存の大手電力会社を何とか保護しようとする政官民の保守的エネルギー政策が見え隠れします。 国民にとって大切な国の自然エネルギー、石油代替エネルギーの将来について考える機会も、動機も生まれようがないのが今の日本の現状です。 欧州の固定価格買取制度の社会的コンセンサスは、CO2削減ではなく実は【エネルギー安全保障】という現実的な社会問題にあります。 日本の政策に欠けるのは食料自給率よりも大幅に低い【将来のエネルギーをどうするのか?】というこの点です。 これからの方向としては、国内の資源が極めて少なく、産油国での石化資源の枯渇の現状をもっと認識すると同時に、日本でもこの【エネルギー安全保障の問題】をはっきり打ち出す環境政策の社会的コンセンサスを得ていくことが極めて重要です。 【家庭の電気をつくるからエコ】とか【余った電力を売れるからお得】という国民に耳障りのよいキャッチフレーズは【金さえあれば何でも手に入る】という今の刹那的な日本人を更に増やことになるでしょう。 今こそ建前ではない本音の政策を実行してほしいものです。
                                       取材: 潟Aップル 大竹喜世彦

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                ■ リフォームは建設業、非常に専門知識が大切!■
私達リモデラーと呼ばれるものにとって、リフォームは部分的とはいえ家を壊します。そして、作り替えを行う以上お客様の生命と財産に対して、明確な責任と使命を負います。そのためも、お客様に代わり法律知識、構造、施工、計画のプロでなくてはならず、専門知識と豊富な経験が必須となります。つまり建築業許可、建築士免許は家を触るリフォーム担当者には最低必要不可欠というものです。 もしガスの点検に来た担当者が専門知識と免許を持たない素人だったらどうでしょうか? また、皆さんの中で、健康を取り戻すための医師が無免許、無資格と言う認識はまずないでしょう。しかし、建設業、特にリフォーム業者には潜りの『無資格無免許』業者が山ほど存在しています。 それはまさに業界の常識、世間の非常識の典型的な例に他なりません。 今年6月建築基準法が改正されました。例えば、我が家のリフォームを考えるときあまり関係の無いところで動いておられる「材木のプレカット工場」ですら許可、資格制に変わる方向です。 ましてやお客様と直接接する仕事が多いリフォーム業者は当然。 心無き建設業の許可すら持たず、自らも「無許可・無資格者」の新規参入で荒らされ放題がリフォーム業界の現状です。 今更言うまでも無く、この『リフォーム業の資格化』の動きは消費者にとって最もウエルカムといえるものでしょう。これまで野放図のリフォーム業界の現状をやっと国土交通省が把握したということです。わたしたちも、今後の法制度が変わっていくことを見守り、楽しみにしたいものです。 もし、怪しげなリフォーム販売業者に出くわしたり、訪問されたときに『資格・免許』の提示に応じない、お茶を濁すようなリフォーム業者に出くわしたら、躊躇なく下記までご連絡ください。
                 
                                


                  
●市民グループ 生活学校 「やよい会」 をご存知ですか?

                            
                       下野市・『生活学校やよい会』の市民活動が下野新聞社から表彰をいただきました。

                     生活学校 「やよい会」 の手づくり石鹸を是非お使いください。
                        
自治医大病院のすぐお隣のレストラン『キャンパス』さんで使用済みとなった食用油や会員や知人が家庭で使った食用油を回収た廃油は、わたしたちの手で『リサイクル石鹸』に再生されます。排水管から流れ出た生活排水の中で、合成洗剤の成分が自然界で分解されにくいことはよく知られています。わたしたちの作る石鹸は、河川汚染を少し抑制できるのではと、この石鹸を作り始めました。従来、下野市南河内公民館だけで販売していた「手づくり石鹸」は弊社潟Aップルでも購入できることになりました!自治医大駅や銀行、郵便局、スーパーのお買い物の際にお立ち寄りください。下野市生活学校やよい会は地域のよりよい環境づくりの一環として「廃油からの石けん作り」をご指導もさせていただいております。是非、学校授業やPTA、育成会に取り入れてみてはいかがでしょう。詳しくは・・・下野市・生活学校「やよい会」 連絡先 :代表 森田 0285-40-7726 副代表 湯澤 0285-44-2918まで
                      「エコの先端をいく文化を取り戻す」 ビンテージリフォーム
江戸時代から、木材を再利用するのは当り前の時代でした。これがいつしか捨てる文化に変わってしまった。究極のエコロジーは、そのままの形で出来るだけ長く使うこと。ビンテージリフォーム」は、そんな私達の考えが詰まったコンセプト・リフォームです!リフォームアップルで強力に推進中!

「古材を多用するビンテージリフォームは、高い見識知識を習得した「古材施工技術士」にご相談下さい。消え行く民家や町家、取り壊すことなく末長く活用していきたいものです。街並み、景観そしてミクロでは室内生活環境がとても大切と私たちは考えています。現在のような20〜30年と言う短い住宅寿命をもっと長く使い続け、建物は社会資産の重要な一部であると言う持続可能なストック社会に変えていきましょう。アップルではシックハウス診断士1級の担当者がさまざまな住まいの問題解決に積極的に当たっています。現在栃木県内でシックハウス診断士(1級)5名診断士補(2級)30名が登録されています
                                         シックハウス診断士協会

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