≪2013NAHBインターナショナル・ビルダーズショー≫

        ―米国の長期優良住宅とニューアーバニズム開発視察ツアー(第4回)
                    
資産価値が上昇する住宅地と住宅金融モーゲージローン(V)


          
                          【シーランチ・ロッジに見るコンドミニアム】

コンドミニアムとは、コン(con)、ドミニアム(Dominlum)の結合語で、住宅(ドミニオン:Dominion)の複数形であり、集合住宅を指す。そのため、戸建住宅(ディタッチドハウス)の場合もあれば、連続佳宅(アタッチドハウス)や、タウンハウスや共同住宅(マルチファミリーハウス)の場合もある。コンドミニアムは、集合住宅の経営管理のシステムとして、個人所有の住戸専有部分と共有部分の管理を2元的に行うものを言う。共用部分に独立管理法人を設定し、各住戸所有者が法人の議決権を各一票ずつもつ仕組みである。日本ではコンドミニアムを共同住宅と同義語のように使ったり、米国のコンドミニアム法を日本の区分所有法と同じと、間違った理解をしている者が多い。コンドミニアムとは、物理的な建築物の型式を表す言葉ではない。米国やナダには、共同佳宅と同様、戸建佳宅のコンドミニアムもたくさんある。コンドミニアムの最も重要なポイントは、環境管理されている住宅地の共用部分を一元的に所有し、管理、運営する主体が法人であることである。そのため、共用部分は法人の議決に従って処分することもでき、日本の区分所有法のように、区分所有者全員の同意を必要とするものではない。区分所有法上の自治会は、その多数決の議決によって、共有財産の処分をすることはできない。憲法第29条で定める私有財産保護の規定があるため、全員合意が必要である。
下の図は、6つのクルドサック(袋路)のクラスター(葡萄の房状)開発がされた例である。各クラスターは、それぞれが一つのコンドミニアムとして造られている。各住戸の建築物が単位で個人の所有となり、そのクラスターごとの敷地(取付道路Aを含む)は共有(コンドミニアム法人所有
HOAでその佳戸所有者は法人の一票の議決権を持つ)で、住戸ごとの敷地は専用である。この場合の住戸内以外(外壁から屋外空間)は、HOAで管理される。この開発をA4からF10までの6つのクラスター全体を一つのコンドミニアムとして経営することもできる。その場合は、全体が一つのHOA(法人)をつくり、CC&Rs(環境管理約款)で権利関係のルールが決められる。同じ開発でも各住戸の専用とされる土地(敷地)建物を各住戸所有者が所有し、それぞれの専用部分ごとに個人で管理し、それ以外をHOAで管理するものを計画的一団地経営(PU:Planned unit)という。

                      

                      

                        【シーランチ・ロッジ/カリフォルニア州・ソノマ】






















           【米国・TND開発に多いクラフツマン様式のバンガロウ型式】     【チューダー様式】

                  

                   【資産価値を失わない欧米の住宅金融・モゲージローンの概略図】
           米国 英国

                        【資産価値を失わない欧米の住宅地】
 





                          【パッシブハウスの概念図】
 

                           【スマートハウスの概念図】







                     2011-12年:海外視察地の現地からのリアルタイムBlog 
            米国リモデリング&ニューアーバニズム建築視察・バックナンバー2011年10月12日〜19日
  

  

                      2011年・もう一つの海外からのリアルタイムBlog 
                  英国&ドイツ建築視察・バックナンバー2011年7月7日〜14日
      

 【自然エネルギーは太陽光発電だけではない:電力自由化と賢い政策で大躍進のドイツ
  
太陽光発電は家庭の屋根に限らずスーパー・オフィス・学校・農場などより【大規模な場所】に事業として展開され、メンテナンスし易い壁面取付けが多い。日本のように画一的に【家庭の屋根】に・・・という政策ではなく真の意味で【電力自由化】が実現した風景である
  
電力の省エネに限らず、生活のあらゆる場面で無駄が省かれている。 日本やアメリカほど利便性が追求されていないヨーロッパでは、例えば車のカーシェアリングの普及も多く、専用の駐車場もある。 自転車が多いのは短絡的に「国民性」という言葉では決して片付けられない共同社会に暮らして質素倹約を基本とする生活習慣と、国の賢い政策運営が微妙に絡んでできたものである。 原発反対の旗は普通の家屋にも掲示されコミュニティーで運営されるウインドファームもよく目にする光景である
  


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