「旧堀田家住宅」/平成18年7月国の重要文化財指定―
               玄関・座敷・居間・書斎・湯殿・土蔵・門番所
佐倉藩主土井利勝が慶長15年頃から築いたとされる歴史的建造物が多数残る佐倉の街並みを散策してきました。前半に「旧堀田邸」後半に「武家屋敷3件」最後に「新古民家」の見学という民家三昧の充実した一日でした。最後の佐倉藩主で華族の堀田正倫が明治23年に竣工した「旧堀田邸」は、今年7月「国の重要文化財」に登録されました。和洋折衷が多い明治の重文の中でこの純和風建築と庭園施設は全国的に珍しいそうです。屋根は高価な瓦葺きの2階建で、床の間の床柱、落し掛け、違い棚、筆返し、襖のサラサ模様や雲母、欄間や障子も銘木使いの立派で豪華なものでした。ヘリ付の畳、長押蓋や釘隠し、建具の取手のデザインも凝った造りで、廊下の網代天井、増築された湯殿や元茶室の桃山壁などもさすが元大名屋敷というゴージャスな印象でした。仏間が無いのは当時の廃仏毀釈の社会情勢の中、政府側の堀田氏の立場上造れなかったという。      佐倉写真集

            ―「武家屋敷」/江戸時代後期の建物・佐倉藩士の住宅―
                旧武居家・旧河原家・旧但馬家住宅

佐倉の印旛沼は鰻が有名で昼食は「玉家」さんの美味しい鰻でかなりパワーアップした我々13名は途中、明治20年代の商家「手づくり工房さくら」に寄り、「武家屋敷3件」を訪れました。
江戸時代後期の建物「旧武家・河原・但馬住宅」は、佐倉藩士の住宅で華美を戒めた質素倹約な造りの中にも石高に応じた「しつらえ」が特徴です。屋根は茅葺、建具は板戸のみで障子がない。ヘリ無し畳、床の間も質素で茶室を模した部屋、裏庭の畑から当時の武家の生活が垣間見れました。
正確な表現ではないですが「旧堀田邸」と「武家屋敷」は「書院造りの豪華さ」vs「数奇屋造りの質素感」そんな見方で対比させ両者を見ると当時の文化や時代背景が面白く、歴史を感じる事も出来るのではないでしょうか。
                      旧堀田邸 武家屋敷

                  
―薪ストーブとペレットストーブ―
石油温風ヒーターの不備で一酸化炭素中毒で死亡する事故が報道されています。石油ファンヒータに限らず最近この手の中毒事故が何故か多いと思いませんか?室内にある、賃貸住宅のガス瞬間湯沸かし器、排気が本来出る筈のFF式ファンヒーターなどの改造で死亡というものです。
いま、煙突がある薪ストーブやペレットストーブが見直されています。これらは、輻射熱と対流を利用した昔ながら(アメリカ・EUでは今でも根強い人気)のストーブです。日本では一般的に、大型量販店やホームセンターで大量販売される石油ファンヒーターはこの販売網で買うと断然安い。薪ストーブが家電店で見ることすらない。また、見た目に汚れず手軽さが受け普及している。しかし、これらは「開放式暖房」といいいわば、排熱、排気ガスで室内を暖めていることを忘れてはいけませんね。煙突がない!どこに排気しているの?と考えるといい。通常でも空気を汚し、酸素を燃焼させるのだから換気しなかったり、密閉高気密住宅では酸欠状態となる。ここを消費者はよく理解しないと事故になる。昨年末の事故はたまたま、石油ファンヒーターの吸気口が目詰まりしていたことが死亡に繋がった。
ペレットストーブ本体は長野型とか地方自治体で普及に力を入れています。燃料は薪ストーブより木材そのものではなく、間伐材を加工した木質チップで粒錠だから楽で扱いやすい反面、価格が高めでした。これを打破する動きが出ているんです。南信バイオマス協同組合は飯田市の林業、運輸、工務店、産廃業者などが共同で立ち上げた、この「ペレット燃料」製造会社。10キロで350円(飯田市現地価格)だから灯油に換算したら1キロ70円ぐらいでしょうか。輸送費で足が出ないように各県(主に山林の多い)で生産、販売できたらこの日本も欧米並みに「カーボンニュートラル」な環境型社会に戻れるのにと思います!よいと思っても不便な衣生活をいきなり変える人は少数派です。普及はメンテの楽な清掃しやすいペレットストーブ本体と燃料ペレットの低価格化に尽きますよね!

放射熱暖房で体感温度を高め暖房の工夫で快適空間を実現するっていいですよね〜。そこまで、急展開できないあなたに、今もっている暖房器具の効率が良い設置場所について、その「コツ」を伝授いたしましょう〜。
寒気の入る場所に暖房機を置く(窓下・玄関・換気付近)というのは熱橋という温度の逃げやすい場所や隙間風の対流を利用するのです。そこに小さな電気ストーブを1コ、2コと複数置いてやるとよく温まります。数で調節すると言う方法です。              南信バイオマス協同組合0265-27-3553

消え行く民家や町家、取り壊すことなく末長く活用していきたいものです。街並み、景観そしてミクロでは室内生活環境がとても大切と私たちは考えています。現在のような20〜30年と言う短い住宅寿命をもっと長く使い続け、建物は社会資産の重要な一部であると言う持続可能なストック社会に変えていきましょう。
アップルではシックハウス診断士1級の担当者がさまざまな住まいの問題解決に積極的に当たっています。現在栃木県内でシックハウス診断士(1級)5名診断士補(2級)30名が登録されています。
                  シックハウス診断士協会

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