海外(アメリカ)最新新築事情
     ドイツ編加藤俊和   2005アメリカ編        
2006年度シアトル・ストリート・オブ・ドリームス
レポート:Street of Dreams 2006  EBPAエバーグリーン建築資材貿易振興会
毎年恒例の全米最大規模の住宅展示会「ストリート・オブ・ドリームス」がワシントン州シアトルの東約32`、サマーミッシュ高原で行われました。
この高原はアレン湖のほとりに位置し、ドッド・ランチの12.4haの区画で開催されました。周辺には小川が流れプライベートレイク、草深い原野、高く茂る木々、青々とした湿原に囲まれた6棟の田園邸宅は広さ510〜920uで約3億1千〜5臆7千万円の価格でした。
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今回の建築コンセプト      
2006年のSODは多彩で個性的な外観デザインコレクションが特徴的でした。
イーストコースト(荘園邸宅)、タスカン(タスカニー形式)、サンタバーバラ・ミッション、ヨーロピアンカントリー、ノースウエストロッジというオーセンティックでクラシカルなデザインコンセプトです。

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ランドスケープ(景観)     
湖と一体の環境=今回の出展住宅はアレン湖に隣接し、湖や周辺の湿原がパノラマのような景色を提供しています。建築設計も自然そのものを利用、アウトドアの環境を日常生活とオフ共に楽しめる配慮がなされています。団欒室から室内と室外を見渡せるオープンなフロアープランが全戸共通で採用されています。ナナウォールという新しいカーテンウォール・システムは全開、一部開閉、或いは完全に閉めることで室内リビングと外部娯楽エリアを自由に行き来できるように工夫されています。

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住設備と収納
キッチンアイランドはどの邸宅でも定番ですが今年の特徴はサイズが大きくなり従来に加え、ワイン冷蔵庫、ゴミ処理機のスライドやキャビネットが造りつけとなっていました。食品収納庫(パントリー)や主寝室のクローゼットは前回2005SODよりもかなり大きくとってあります。随所にインテリアデザイナーの知恵を絞り雑物収納の解決を図っています。
例年と異なる点は、共有エリアから見えないリビングスペースです。
書棚を模したスライドパネルでTVを隠したり、書棚を模した扉を開けると螺旋階段や階下に通じる娯楽エリア、収納スペース、特別室、金庫などに降りて行ける。 
「ユニークな部屋」として大統領のオーバルオフィスをコンセプトにした「大人の洞窟」と言う部屋もありポーカーテーブル、ワインバー映写スクリーンを備えたリラクゼーションルームもます。

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自然回帰とスパ        
最近のSODの特徴であるウォールアートはダイニングルームに荒野が描かれ湖との景観と住宅の周辺環境と、アウトドアが住宅の全ての要素となっています。ここを購入した人々の単に一戸のための景観ではなくランドスケープを含めた周辺環境を手に入れたことが実感できる一幕である。また、日本の温泉を思わせる露天風呂の室内外設置が特徴です。主寝室を開け入浴スペースのエリアに繋がりジェットシャワーやスチームの装備。多孔質の石材で洞窟状のシャワースペースから「アウトドア」に出られ造園設計されたオープンエアのベンチで寛げる。
湖に面した側にアウトドア用暖房付調理機器、シャワー、更衣室、暖房付アウトドア用リビングルーム、ゲストハウス、6X12bのプールから水路で10人は入れそうな円柱式のローマスタイルのスパにもつながる。
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2007年度シアトル・ストリート・オブ・ドリームスはクイーンズクロッシング開催されます。日程はまだ発表されていません。
 
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