【日時】平成19年3月11日(日)JMRA主催 |
―「日本一美しい茅葺民家60余が残る八郷町」/
平成16年3月・八郷町茅葺屋根保存会設立―
「豊かな農村地帯に多数残る日本の原風景」
茨城県八郷町(合併により現在は石岡市)は江戸時代から豊かな地域で多くの家が500坪前後の屋敷地を持ち、敷地には主屋、長屋門、隠居屋、納屋、蔵など多くの建物があり、周囲には屋敷林で囲まれています。このような豊かさを背景に茅葺きも洗練され、全国の中でも最も美しい茅葺き建築を見ることが出来ると言われています。
「八郷町茅葺屋根保存会」との交流会
今年で、3回目となります「地元保存会」と「日本民家リサイクル協会」の交流会が開催され、私も30余名のボランティアと共に現地入りしました。平成16年設立の「八郷町茅葺屋根保存会」は、茅葺民家所有者、茅葺職人、茅刈ボランティア、筑波大学の安藤教授と生徒達がメンバーとなっている会ですが石岡市と八郷町の合併で予算が見直されるなど厳しい状況だそうです。全国一とも言われた「筑波流茅手」の茅葺職人の技術継承も職人の高齢化と後継者、茅場減少の問題も抱える。「今やらないと茅葺は永遠に失われる。農村の風景や文化を残すのが使命だと思っています」と木崎会長は話す。 取材 JMRA「日本民家再生リサイクル協会会員 潟Aップル
大竹清彦
午前中行われた皆川邸の移築見学会
(日本バウビオロギー協会2006.5月掲載)
地元保存会とJMRA交流会
関野邸での交流会
茅葺民家を紹介したマップ↓↓の入手は八郷町の観光協会に問い合わせて下さい。
地図は事前に、入手しておきましょう。 八郷町観光協会 電話 0299-43-1111(商工観光課)
農村風景を守る「八郷町茅葺屋根保存会」が発足 茨城県・八郷町
− 観光資源と農村文化の保存を目指して −
茨城県新治郡八郷町では、昔ながらの農村風景の象徴とされる茅葺屋根を残そうと平成16年3月、「八郷町茅葺屋根保存会」(木崎真会長)が発足しました。同町には現在、62棟の茅葺屋根の建物があり、同町観光協会が15年夏に茅葺民家のマップを作成し、町の観光施設や案内所に置いたところ当時大きな反響を呼びました。その中で、このままではなくなってしまう茅葺民家を保存していこうという気運が高まり、有志ら35人によって同保存会が発足したのです。
保存会発足に先立ち木崎会長ら茅葺民家の住人3人が京都府美山町を視察さらに茅葺民家研究者である筑波大学安藤教授らを交え、茅葺民家保存にあたっての課題を確認した。その結果、茅の確保、高額な葺き替え費用、現代の生活様式に合わない居住性、差し迫った問題として、地元の茅葺職人の高齢化と後継者がいないこと等が挙げらました。
●八郷地区といえば茅葺き屋根民家というイメージが定着してしてきたと思いますが「八郷町茅葺き屋根保存会」の活動は?
茅葺き屋根保存会は、地区内の茅葺き屋根所有者や茅葺き職人、茅葺き民家に関心のある方、東京のボランティアと筑波大学の安藤教授と生徒達がメンバーとなっている会です。
八郷の茅葺き技術は、筑波大学の安藤先生も言っておりましたが、日本一の技術といわれています。この地域は、経済的に恵まれた農家が多かったため、豊かさを背景に茅葺き屋根は早くから職人達の手によって葺かれていました。全国の茅葺き民家の中でも最も発達し、洗練された姿がここにはあります。「全国茅葺き民家保存活用ネットワーク協議会」という茅葺き屋根にかかわる方々の全国協議会があるのですが、そこでもこの地域の茅葺き職人さん(「筑波流茅手」というそうです。)は、一目置かれた存在といわれています。しかし、茅葺き屋根も段々減って来ていますし、屋根の素材となる茅場の減少や茅葺職人の高齢化、後継者もなかなかいないという状況で危機感を持っていると聞きました。 茅葺きの材料となる茅は、つくば市の高エネルギー加速器研究機構の協力を得て、敷地内の茅をボランティアで刈っているというお話です。そして、昨年の石岡市と八郷町の合併で、補助金の見直しと言う新たな問題も出てきているといいます。同保存会の木崎会長は「今はまだ茅葺屋根の現状を調査していく段階ですが、今やらないと茅葺屋根は永遠に失われてしまいます。農村の風景や文化を残すのはわれわれの使命だと思っています」と話しています。
八郷町・茅葺民家の以前の取材(平成17年)&写真集
―「茅葺伝承職人」野村泰三さんをご紹介いたします―
能登半島中心に活躍中の若手茅葺職人の野村泰三さんも修復に当たる伝承職人で、このジャンルでは有名な若手ホープであります。八郷町では、以前から地元保存協会との交流も深いということですが、先日、川崎の「日本民家園」の茅葺屋根を改修しているところに、お邪魔しました。その後、メールをいただいたのでここに紹介いたします。↓↓
「大竹様 こんばんは。私はあれから、二棟上の岩澤家の現場に移りまして、その現場が本日終了しました。次は、明日から3月半ばまで、山梨県河口湖町の現場にいる予定です。日本海側に拠点を置く人間として、毎年この時季は出稼ぎに出なければなりません。腕を衰えさせないためでもありますし、それ以上に修行の意味合いもあります。日本の原風景をつくっているのは、何でもない、ごく普通の(茅屋根を含む)民家です。が、今これらが驚くほどのスピードで消失しています。私のいる能登でも同様です。文化財として認められているものは、将来は安泰でしょう。ですが建造物単体だけに目を向けていては、風景は失われる一方です。一職人として、今後こういった普通の茅屋根を守り伝えるために役に立ちたいと考えております。そして日本の特有の風景を維持復活することが目指すところであります。またどちらかで、お会いできるのを楽しみにしております。どうぞお身体大切にお過ごし下さい。」野村泰三
「エコの先端をいく文化を取り戻す」ビンテージリフォーム
江戸時代から、木材を再利用するのは当り前の時代でした。これがいつしか捨てる文化に変わってしまった。究極のエコロジーは、そのままの形で出来るだけ長く使うこと。ビンテージリフォームは、そんな私達の考えが詰まったコンセプト・リフォームです!リフォームアップルで強力に推進中!
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